自分で陸運局へ行ってユーザー車検を受ける方法♪ユーザー車検のメリットは?予約は必要?安いの?
わが家は、自分で陸運局へ車を持ち込んでユーザー車検を受けています。
自分でユーザー車検を受ける方法について、実際に私たちが行っている手順を紹介したいと思います。
自分でユーザー車検を受けるとディーラーなどで車検を受けるよりも車検代を安く済ませることができるので、わが家はユーザー車検を受けることにしています。
私が思うユーザー車検のメリットは
- ①検査代行料と車検整備基本料を節約できるので車検代が安くなる。
- ②車の整備を自分でマネジメントすることで(プロに依頼したり)、定期的に車を点検する大切さの自覚が生まれ、車への愛着が増し、車を安全に走らせるという意識が強くなる。
私が思うユーザー車検のデメリットは
陸運支局は平日しか開いていないので、土日などの休日に車検を受けることができません。
土日に車検を受けたい場合には、やはりディーラーや車の整備工場など代行してくれるところで車検を受けるしかありません。
ユーザー車検とは
車の使用者が、自ら運輸支局等に車両を持ち込んで継続検査を受けることです。
予約をすれば、全国の陸運支局で受けることができます。
ユーザー車検の予約はどこでするの?
ユーザー車検は予約が必要です。
自動車検査インターネット予約システム 検査予約システムで新規に自分のアカウントをつくり、予約をします。
ユーザー車検を受ける車体の前準備
まず、ユーザー車検を受ける前に、車の現状を再チェックします。
車の整備についてチェックするポイントは以下のような箇所です。
- タイヤなどの足回り
- ヘッドライトなどの灯火装置
- 発炎筒(有効期限が切れている場合があるので要チェック)
- ワイパー
- ブレーキ装置
わが家の場合は、日頃からディーラーで安全点検を受けています。
そして、そのときに分かった不具合やこれから交換したほうがよいと指摘されたものなどを自分でできるところは自分で整備し、プロに任せたほうがよい部分はプロにお願いし、整備しています。
そして、このときに「定期点検整備記録簿」も自分で記入しておきます。
また、運輸支局内には予備検査場といって、車検項目と同じ内容をあらかじめ検査することができる民間の検査場があるので、自分で整備をした後に、そこで事前に検査してもらってから検査本番に臨むことも可能です。
ユーザー車検に必要な書類と持ち物
次に準備するのがユーザー車検に必要な書類です。
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書(車検当日に陸運支局に隣接する機関で手続き可能)
- 自動車納税証明書
- 定期点検整備記録簿
- 自動車検査票
- 自動車重量税納付書
- 継続検査申請書
- 認印
この8点すべての書類が検査を受ける前に必要な書類です。
2、5、6、7は検査当日に陸運支局で用意します。
自分でユーザー車検を受けるやり方・手順
①自動車検査インターネット予約システムで受験日時を予約する。
車体の準備と必要な書類がそろったら、ユーザー車検を受けるための日時の予約をしましょう。
②陸運支局へ車検を受ける自動車を持ち込み、窓口で受付手続きをする。
予約した日時に陸運支局へ自動車を持ち込み、駐車場に自動車を駐車し、受付手続きのため窓口へ行きます。
そして、受付でもらった自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書の3枚の用紙を記入します。

自動車検査票

自動車重量税納付書

継続検査申請書
それぞれの書類の書き方は窓口に見本が掲示してあるので、それを見ながら記入していきます。
③自動車重量税、検査手数料の支払い(印紙・証紙の購入)
陸運支局内で支払います。
印紙・証紙を自動車検査票に貼付し、ユーザー車検窓口へ書類一式を提出します。
④検査ラインへ移動・検査開始
書類に不備がなければ、受付窓口で検査ラインの何コースに入るかを伝えられますので、書類一式を持って自動車に乗り、当該検査ラインへ自動車を移動させます。
自動車に乗ったまま、検査ラインの手前で順番が来るのを待ちます。
順番が来たら、書類一式を検査官に渡します。
ここから車検がスタートします!
車検ラインの主な点検項目と順序
①同一性の確認
検査官は車検証などの書類を見ながら車体番号、原動機型式等が一致しているかどうかを確認します。
②外回り検査
クラクションやライトの目視点検、ボンネットの中など異常がないかの保安検査が行われます。
ここでディーゼル車は黒煙濃度の検査も行います。
③サイドスリップ検査
タイヤの横滑りチェックを行います。
④スピードチェック
スピードメーターに表示されるスピードの正確性をチェックします。
⑤ヘッドライトチェック
ヘッドライトの光量が不足していないか、光軸がずれていないかなどをチェックします。
⑥ブレーキチェック
前輪、後輪、駐車ブレーキをチェックします。
⑦排出ガスチェック
車のマフラーから排出されるCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の濃度をチェックします。
⑧足回りの目視点検
エンジンオイルの漏れがないか、マフラー不具合がないかなど足回り全般を目視でチェックします。
⑤検査ライン出口の総合判定室で書類一式を提出し、判定を受ける。
判定に合格したら、自動車検査票に合格印をもらい車検完了となります。
不合格の場合は自動車検査票に問題部分を記載されるので、その問題箇所を整備し、再び検査を受け直します。
⑥合格したら窓口へすべての書類を提出する。
合格印をもらったら、窓口へ行き、すべての書類を提出します。
そして、新しい車検証と車検シールをもらって、車検完了です!
さいごに
いかがですか?
実際にやってみるまではユーザー車検って難しそうなんて思っていたのですが、何回か受けて慣れてきたら、結構、簡単です。
必要な書類を用意し、インターネット上の検査予約システムで予約をして、予約当日、陸運支局へ自動車を持ち込み検査を受けるだけで、誰でもユーザー車検を受けることができます。
何よりもメリットなのは、自分で陸運支局へ行ってユーザー車検を受けるようになってから、検査代行料や車検整備基本料を節約できているので車検代が安くなりました。
ただ、車の整備はしっかり自分でマネジメントしなければいけないので、定期的に車のプロにお願いをして安全に走れるように車の整備をしておくことが大切です。
また、お住まいの地域の陸運支局によって必要書類や検査の流れが多少違うと思いますので、事前に陸運支局へお問い合わせの上、ユーザー車検を行うようにしてくださいね♪
今度の車検はユーザー車検にしてみようかな!と思っている方に、この記事がお役に立てればうれしいです!
あわせて読んでほしい記事